富山城と市内電車①
今回は富山の県庁所在地富山市です。
訪れたのは2013年夏と冬の2回。
子供の頃から高校生くらいまでは毎年金沢へは行っていましたが、富山は通過するだけの町でした。ただ特急のなかで必ずと言っていいほど車内で食べていたのは、金沢の笹寿司でもなく福井のかにめしでもなく、富山のますのすしでした。
子供の頃は乗り物酔いしやすく、あまり車内で食べ物を食べることは好きではなかったのですが、なぜかますのすしだけは食べても酔わないという暗示にかかっていたらしく、必ず買ってもらっていました。
それもあってか富山といえばますのすしのイメージが強くあります。
実質初めての富山駅は北陸新幹線開業を2年後に控え、駅舎や構内は工事中でした。
最近の地方の県庁所在地のありがちな光景が。ビジネスホテルと居酒屋、消費者金融の看板。
富山市郷土博物館。模擬天守になっています。もともとの富山城をベースにしたものでもなく彦根城や犬山城を参考に設計され、歴史的価値もありません。が戦後の建築物としては昭和29年に建てられた戦災復興期を代表する建築物として国の登録有形文化財に登録されました。
平成15年から耐震改修工事がおこなわれ内装、外観もきれいになりました。ライトアップされた夜景と春の桜のシーズンがみどころです。
1961年築の城郭風の建物。見た目こちらのほうが古くみえてしまいます。
裏側にはひっそりと蒸気機関車が保存されていました。9600形機関車9628号でID過熱テンダ機関車と呼ばれています。正直保存状態はよくありません。
残念ながらあまり心躍るような建物もなく、暑さもあって市街地をまわることもなく駅の北側に出てLRTで岩瀬浜へ向かいました。きっとちゃんと探せば近代建築のひとつやふたつあったのでしょうけど。
岩瀬浜は依然紹介済みなので割愛します。そのあと冬にも仕事で再訪したのですが、今度は時間が全くなく、少しだけ工事が進捗した駅舎と地鉄を少し撮っただけでした。
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