今回から新シリーズ始めます。
その名も西日本縦断、鉄と城の旅。鉄道とお城を中心に可能な限り東を目指します。
まずは夜明け間近の羽田空港。6時40分のスターフライヤーで日の出とともに離陸。

スカイツリーや西武ドーム、そして富士山を横目に2時間ほどで福岡ヤフージャパンドームを目視できたところで福岡空港に到着。朝早いものの価格がわずか1万ちょっととお得。バスで十何時間かけても同じ価格だから信じられない。

福岡は前日まで雪が舞う寒さ。よく考えたら福岡も日本海側なんだよな。
まずは博多駅へ。午前9時台は九州自慢の個性的な特急列車が次々と博多を経つ。その模様はまた別の機会で。
天神で地下鉄と西鉄を収めたあと、いよいよ福岡城へ。
博多はとにかくバスがいっぱい出ていて福岡城へはバスでもいけるのだが、久しぶりの博多。ということで歩いていくことにした。
国体道路という道をひたすら進むのだが、看板や地図が少ない、途中のコンビニで聞いてみたが、福岡城そのものを知らなかった。やはり天守閣がないとわからないものなのかと思いながら大正通りをすぎ、大濠公園の看板がみえて初めて一安心。
確かに福岡城からは近いが裏側からきてしまったようだ。

福岡城は1501年黒田長政が初代福岡藩藩主になった際、自らが設計し築城したといわれている。
小高い丘をあがると長い木造の建物が見えてくる。多聞櫓だ。

城内は天守台、本丸、二の丸、三の丸、そして47の櫓があったが現存するのはこの多聞櫓と潮見櫓、祈念櫓、そして下之橋御門くらいだ。
そして天守台。

天守台は階段を通じて上に登ることができる。

天守閣はないけれどお城は眺望がよくなければだめということで360度見渡してみた。
北東方向
北西方向 ヤフードームが見える。
北方向 はるか先に高速道路の橋脚が見える。
空港からも近いためかすめるように飛行機が飛ぶ。
アビスパ仕様の自販機
続いて百名城のスタンプをおすため鴻臚館跡へ。
鴻臚館とは古代の迎賓館にあたる施設で中国や朝鮮の外交使節や商人をもてなしたり遣唐使の送迎にも使われた。南側に展示館。北側の平和台球場跡では現在も発掘作業が続いている。

展示館内部。鴻臚館の建物の復元や礎石の遺構が展示されている。
また当時の便所も発見され、跡からはトイレットペーパーがわりに使われたと思われる木片が多く出土し展示されていた。

外に出ると平和台球場跡の北半分は発掘作業中、南半分は広場になっている。ただ野球ファンとしてはもう少しここに平和台球場があったことを示すものがないのは寂しい限り。
ここでカズ山本や佐々木誠、村田勝喜が活躍したあの弱かったダイエーホークス、そしてオールスターで野茂対落合、与田対清原といった名勝負が繰り広げられた場所はコンクリートの円形で辛うじて野球場があったことがわかる程度である。
時間があればヤフードームにも行きたかったが、とにかくノープランで動いていて初日から大幅に遅れるのを恐れてとにかく詰めて詰めて行動したため、福岡城跡もほとんど櫓など見落とすミスをしてしまった。
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